中国の食物誌「隋園食単」に「鶏の功は最も大きい・・・」と記載されたように、鶏肉は古来より単なる食材ではなく万病に効く伝承薬として取り扱われてきました。最高級のスープ「上湯(シャンタン)」は丸鶏を沸騰させない温度で炊き出す贅沢な方法で作られますが、このスープにはアンセリンとカルノシンと呼ぶ鶏ジペプチドが豊富に含まれています。
アンセリンとカルノシンはあまり馴染みのない名前かもしれませんが、昔から様々な健康機能や効能について研究が行われてきました。東海物産はこのアンセリン・カルノシンを丸鶏から抽出して様々な健康機能の見地から研究を進めて参りました。
アンセリンとカルノシンはα−アラニンとL−ヒスチジンが結合して出来たジペプチドです。
カルノシンは19世紀が終わる1900年に肉エキスから発見されたものであり、アンセリンは1929年にガチョウの筋肉組織から発見された大変古い歴史を持つ動物由来の成分です。これらのジペプチドは総称してヒスチジン含有ジペプチド(Histidine-containing dipeptides,HCDP)と呼ばれますが、人間や豚、牛、馬などの哺乳動物のエネルギー消費が活発な組織のHCDPはカルノシンが大半を占めます。そしてウサギや羊などの動物ではアンセリンの比率が増えてカルノシンとアンセリンはほぼ同量になり、更にニワトリなどの鳥類ではアンセリンの比率がカルノシンの2〜3倍になります。
そしてマグロなどの大型回遊魚の魚類になるとアンセリンがHCDPの大半を占めております。HCDPには生体pH平衡能、金属キレート作用、そしてラジカル消去能を持つ抗酸化剤としての機能があることが知られ、激しい運動や酸素消費の高い脳や筋肉の組織を保護する作用や抗疲労作用、必須微量金属の運搬作用など、重要な生理機能を持つものと考えられてきました。
そして抗酸化剤としての機能では老化を抑制し、最終糖化産物(AGEs)・・・糖尿病関連の病気の原因となる高血糖と酸化ストレスで精製が促進される物質・・・の生体内生産を抑制する作用が期待されています。

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