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疲れ知らずの体を作ろう! 元気をサポートする「イミダゾールジペプチド」を日々の食卓へ

「最近、なんだか疲れやすくなってしまった」「年齢を重ねてから、なかなか疲労が取れなくなった」——そんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。そもそも、人はなぜ「疲れる」のでしょう? 今回は疲労がたまってしまう仕組みについて改めて理解し、どうすればそれを防げるのか、考えてみましょう。

生物なのに疲れ知らず!
回遊魚や渡り鳥はなぜ休むことなく移動できるのか

私たち生物は、酸素や栄養素を体の中に取り込むことによって、活動するためのエネルギーを作り出しています。しかしすべての酸素が使われるわけではありません。不要となった一部の酸素は「活性酸素」に変わり、私たちの体内で正常な細胞を傷つけてしまいます。この細胞を錆びつかせてしまうことが疲労や老化の原因と考えられています。

生物が筋肉を動かし続けると、体の抗酸化システムで処理しきれない沢山の活性酸素が発生し、細胞が錆びついて運動を続けることができなくなってしまいます。それは人間だけではなく、他の動物も同じです。

ただ、一部に例外があります。それは、マグロやサケなどに代表される回遊魚、ツバメなどの渡り鳥です。回遊魚や渡り鳥は、まったく休むことなく、何千キロも連続で移動することで知られています。

回遊魚も渡り鳥も、同じ動物であることには変わりありません。それなのになぜ、そんなことが可能なのでしょうか?

細胞の錆びつきを予防してくれる「イミダゾールジペプチド」とは

回遊魚や渡り鳥の驚くべきパワーの秘密は、筋肉に含まれている「イミダゾールジペプチド」という成分にあるといわれています。

「イミダゾールジペプチド」とは、アミノ酸からつくられるペプチドの一種です。最近の研究によって、この「イミダゾールジペプチド」が、細胞の錆びつきを予防するはたらき(抗酸化作用)をもっていることがわかりました。

回遊魚や渡り鳥の筋肉には、この成分が非常に豊富に含まれています。そのため、疲労することなく長距離移動ができるのです。

では私たち人間が疲労を防ぎ、疲れにくい体を作るにはどうしたらいいのでしょうか。

日々の食生活を意識して、抗酸化力を補給しよう!

人間にはもともと、疲労や老化などを防ぐための「抗酸化力」が備わっています。しかしその機能は、年齢とともに少しずつ低下してしまいます。

そこで、大切になってくるのが日々の食生活です。細胞の錆びつきからくる疲労の原因を取り除いてくれる抗酸化物質を含む食材はさまざまあるので、毎日の食事を意識することによって、抗酸化力を補うことができるのです。

積極的に摂取したい食材は、ビタミンCを含むレモンや、ポリフェノールを含む米ぬか、ビタミンEを含む大豆、コエンザイムQ10を含むイワシなどの魚類。そして「イミダゾールジペプチド」も、鶏肉や牛肉、豚肉、魚類を食べることで摂取することができます。

「イミダゾールジペプチド」は高い抗疲労効果があることが報告されており、日常的な食事から摂取できる成分です。

しかし、一般的な食生活を踏まえた1日あたりの「イミダゾールジペプチド」平均摂取量は600mgほど。推奨される摂取量は約1,000mgなので、400mgほど不足している計算になります。

不足分を補うためには、鶏むね肉なら100g、鮭の切り身などであれば200gほど増やす必要がありますが、無理なく継続するためには、サプリメントや補助食品を利用するのもおすすめです。抗酸化作用の高い食材を日々の食卓に取り入れることで、疲れにくい健康な体をつくっていきましょう。

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